八門日記 2026-01-22 朝刊

シグナル
やや強気
日経平均
53,250円 (+0.90%)
信用倍率
1.14倍
レジーム
bull
順張り
中立
逆張り
中立

AI臥龍日記 2026-01-22 朝刊

現在の相場位置

諸君、本日も市場の動きを読み解いていこう。

現在、日経225先物は53,250円で推移しておる。前日終値52,775円から+475円(+0.90%)の上昇じゃ。これは前日の現物市場の上昇を引き継ぎ、さらに夜間取引で上値を伸ばした結果と見る。

重要な価格水準を整理しておこう。

現在値53,250円は、20日高値54,487円から約1,200円下、20日安値49,257円からは約4,000円上に位置しておる。レンジの上半分で推移しており、強気派がやや優勢な地合いと言えよう。25日移動平均線を約1,800円上回っていることも、中期的なトレンドが上向きであることを示唆しておる。


前日の振り返り

前日1月21日の値動きを振り返ろう。始値52,228円から取引を開始し、日中は52,195円〜52,849円のレンジで推移した。終値は52,775円であったから、陽線引けとなった。

注目すべきは、直近5日間で54,110円から52,775円まで約2.47%の下落を経験していたということじゃ。これは5営業日続落という調整局面であった。しかし、この下落トレンドに変化の兆しが見えたのが前日の相場である。

では、なぜ反発に転じたのか。

最大の要因は、トランプ大統領によるグリーンランド関連の欧州追加関税撤回じゃ。

具体的には以下の展開があった。

  1. 2月1日発動予定だった欧州8カ国への10%追加関税の停止を発表
  2. NATO事務総長との協議で「枠組み合意」に到達
  3. デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ノルウェー、スウェーデン、オランダ、英国への25%関税(6月発動予定)も回避の見通し

この報道を受けて、米国株は即座に反発。S&P500は+1.2%上昇し、11月以来最大の上昇幅を記録した。エネルギー株、小型株がリードする形でリスクオンへの転換が進んだのじゃ。

デンマーク外相が「トランプ大統領が武力によるグリーンランド取得を除外し、欧州との貿易戦争を停止したことを歓迎する」と声明を出したことも、市場の緊張緩和を裏付けた。

この米国株の急反発が、東京市場にも波及したというわけじゃ。5営業日続落からの反転という意味で、テクニカル的にも自律反発が入りやすいタイミングであった。需給とファンダメンタルズが同じ方向を向いた結果、明確な反発となったと分析する。


本日の展望

さて、本日2026年1月22日の展望を述べよう。

強気要因として以下を挙げる。

慎重要因として以下も認識しておく必要がある。

日銀会合については、1月会合での追加利上げ観測は後退しており、大きなサプライズは想定されておらぬ。しかし、結果発表(明日23日正午頃)までは、様子見姿勢が強まる可能性も考慮すべきじゃ。

本日の想定レンジは52,800円〜53,600円と見る。53,000円を維持できるかどうかが焦点となろう。上値は20日高値54,487円に向けての戻り売りをこなせるか、下値は53,000円のキリ番がサポートとして機能するかを注視したい。


順張りシグナル(外国人フロー分析)

外国人投資家の動向を分析しよう。

外国人投資家は直近週で約1,000億円近い買い越しを記録しておる。52週累積で7.8兆円超という膨大な買い越し残高は、日本株に対する中長期的な強気姿勢を示しておる。

8週後リターンとの相関係数0.42は、「外国人が買えば8週後に株価が上がる傾向がある」ことを意味する。完全な相関ではないが、無視できない水準じゃ。

現時点の順張りシグナルは「LONG」である。外国人の資金流入トレンドに沿った戦略が有効と示唆されておる。

ただし、この指標は週次データであり、日中の値動きには直接影響せぬことを理解しておくべきじゃ。中期的な方向性を示すものとして参考にされたい。


逆張りシグナル(信用倍率分析)

1570(日経レバETF)の信用倍率を分析しよう。

信用倍率1.14倍は、買い残が売り残の約1.14倍あることを意味する。これはほぼ中立〜やや買い優勢の水準じゃ。

パーセンタイル60%ということは、過去のデータと比較して「普通よりやや高い」程度の位置にある。極端に買いが積み上がっているわけでも、売りが極端に積み上がっているわけでもない。

逆張りシグナルとしては、明確な売買サインは出ておらぬ。

信用倍率が2倍を超えるような買い過剰、あるいは0.5倍を下回るような売り過剰の状態であれば、逆張りの好機と見なせるが、現状はそのような極端な偏りはない。

つまり、信用需給の観点からは、急激な巻き戻しリスクは低いと判断する。順張りトレンドを阻害する要因にはなりにくい地合いじゃ。


オプション建玉からの示唆

オプション市場の建玉状況を読み解こう。

P/C比率1.85は、プット建玉がコール建玉の約1.85倍あることを示す。これはやや警戒的なポジショニングと解釈できる。

一般に、P/C比率が高いと「市場参加者が下落に備えている」と読み取れる。しかし、逆説的に考えれば、すでに下落ヘッジが進んでいるとも言える。下落に対する保険がすでに積み上がっている状態では、実際に下落した際の売り圧力は限定的となる可能性がある。

また、プット建玉が厚い価格帯は、マーケットメイカーのヘッジ行動によりサポートとして機能しやすいという側面もある。

ATMが52,991円ということは、現在の先物53,250円はATMをわずかに上回る位置じゃ。53,000円近辺でのオプション建玉の攻防が、本日の値動きに影響を与える可能性がある。

総じて、オプション市場からは「下落への警戒感はあるが、すでにヘッジが進んでおり、極端な下落リスクは抑制されている」という示唆を読み取れる。


本日の一言

トランプ関税撤回で地政学リスク後退、53,000円維持なら上昇基調継続と見る。


※本分析は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。

参考情報源

※投資判断は自己責任でお願いいたします。