AI臥龍日記 2026-02-05 朝刊
現在の相場位置
2026年2月5日、日経225先物は54,470円で推移しています。前日終値54,293円から+177円(+0.33%)の上昇となっています。
現在の価格水準を整理すると:
- 20日高値: 54,783円(現在値まであと313円)
- 現在値: 54,470円
- 25日移動平均: 52,870円(現在値より1,600円下方)
- 20日安値: 51,053円
直近5日間で53,376円から54,293円へ+1.72%上昇しており、25日移動平均を大きく上回る水準で推移しています。2月3日に記録した史上最高値54,720円まであと250円ほどの位置にあり、高値圏での攻防が続いていると言えます。
前日の振り返り
2月4日の日経225先物は、始値54,250円から高値54,459円、安値53,966円と約500円の値幅で推移しました。現物市場では2月3日の史上最高値更新後、利益確定売りが優勢となり-0.78%の調整となりましたが、先物夜間取引では反発の動きが見られました。
前日の下落要因としては:
- 史上最高値54,720円到達後の達成感売り
- 短期的な過熱感からの利益確定
一方、夜間に反発した要因としては:
- トランプ関税のカナダ・メキシコ向け1ヶ月延期(3月4日まで)によるリスクオフ懸念の後退
- 2月8日衆院選を控えた「選挙は買い」のアノマリー意識
- 米国株式市場の堅調推移
特にトランプ関税について、中国向け10%関税は予定通り発動されたものの、より影響の大きいカナダ・メキシコ向け25%関税が延期されたことで、グローバルサプライチェーンへの懸念が一時的に後退しています。
本日の展望
本日は2月8日の衆院選まで残り3営業日という政治イベント直前の相場です。
上値の焦点:
- 54,783円(20日高値)を突破できるか
- 突破すれば史上最高値54,720円超えの流れに
下値の目処:
- 54,000円(キリ番・心理的節目)
- 53,966円(前日安値)
注目すべき材料
ポジティブ要因:
1. 衆院選前の選挙相場継続:「解散から選挙までは17回連続で株価上昇」というアノマリーが意識されやすい
2. 半導体関連の好決算:アドバンテストが通期売上高1兆円突破・3度目の上方修正を発表済み
3. 明日の東京エレクトロン決算(2月6日16:00)への期待
注意すべき要因:
1. 高値警戒感:史上最高値圏での推移であり、利益確定売りが出やすい
2. 中国向け関税発動:10%関税は予定通り実施されており、中国関連銘柄には逆風
3. 累積リターン+10.52%:50日で10%超の上昇は短期的な過熱シグナル
本日は54,000円〜54,783円のレンジを想定しつつ、選挙前のFOMO(取り残される恐怖)がどこまで買いを誘引するかがポイントと見ています。
順張りシグナル(外国人投資家フロー分析)
外国人投資家のフローは明確な買い継続を示しています。
| 指標 | 数値 | 評価 |
|---|---|---|
| 直近週フロー | +968億円(買い越し) | ポジティブ |
| 52週累積 | +7兆8,013億円 | 強い買い継続 |
| 8週後リターン相関 | 0.42 | 中程度の正相関 |
| シグナル | LONG | 買い方向 |
52週累積で約7.8兆円の買い越しという数字は、外国人投資家が日本株に対して強い選好を持ち続けていることを示しています。8週後リターンとの相関0.42は統計的に意味のある正の相関であり、現在のフローが継続すれば、向こう2ヶ月程度は上昇基調が続く可能性を示唆しています。
順張りの観点からは、押し目買いスタンス継続が合理的と考えます。
逆張りシグナル(信用倍率分析)
1570(日経レバETF)の信用倍率は1.06倍、パーセンタイルは50%と中立水準にあります。
| 信用倍率 | 解釈 |
|---|---|
| 2.0倍以上 | 買い残過多→逆張りで売り目線 |
| 1.0倍前後 | 中立 |
| 0.5倍以下 | 売り残過多→逆張りで買い目線 |
現在の1.06倍は極端な偏りがない状態です。これは:
- 個人投資家のポジションが過度に傾いていない
- 信用取引からの需給的な圧力(踏み上げ・投げ売り)は限定的
- 相場の方向性は他の要因で決まりやすい
逆張りシグナルとしてはニュートラルであり、現時点で信用需給を根拠にした逆張り戦略は取りにくい状況です。
オプション建玉からの示唆
オプション市場の建玉状況を確認します。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| ATM(現在の中心値) | 54,795円 |
| コール建玉 | 158,477枚 |
| プット建玉 | 275,519枚 |
| P/C比率 | 1.74 |
P/C比率1.74はプット建玉がコールの約1.7倍存在することを意味します。これには複数の解釈があります:
弱気シグナルとして:
- 下落に備えたヘッジ需要が強い
- 機関投資家が高値圏でのプロテクションを積み増し
強気シグナルとして(逆張り的解釈):
- プット売りによるプレミアム収益狙いが多い場合、下値は限定的
- 過度な悲観は往々にして上昇のエネルギーに
ATM54,795円は現在値54,470円とほぼ同水準であり、オプション市場参加者は現在の価格水準を妥当と見ていると推察されます。
プット建玉の多さは、史上最高値圏でのヘッジ需要の高まりを反映している可能性が高く、相場が大きく下げた場合の買い支え要因(プット売り手による買いヘッジ)になり得ると考えます。
本日の一言
選挙直前の高揚感と高値警戒感が交錯する局面、冷静に節目を見極めたい。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。
参考情報源
- 衆議院選挙(2月8日)への期待 - 高市トレード継続
- トランプ関税のカナダ・メキシコ向け延期
- 米国株式市場の堅調推移
- 日経平均が2月3日に史上最高値更新後の調整一巡
- A cheat sheet to Takaichi's snap election - The Japan Times
※投資判断は自己責任でお願いいたします。