八門日記 2026-03-23 昼刊

シグナル
やや強気
日経平均
51,616円 (-3.29%)
信用倍率
19.92倍
レジーム
range
順張り
買い
逆張り
見送り

八門日記 2026-03-23 昼刊

現在の相場位置

2026年3月23日(月)前場終了時点、日経平均株価(現物)は51,616円で取引を終えています。前日終値53,372円から-1,756円(-3.29%)と大幅安の展開です。

寄付は51,065円と、前日比で約2,300円もの巨大なギャップダウンで始まりました。ただし、その後は買い戻しが入り、前場終値は寄付から約550円ほど値を戻した51,616円で着地しています。一時は5万1,000円を割り込む場面もあったと報じられており、約4カ月ぶりの安値水準に沈んでいます。

節目としては、5万円の大台が次の心理的サポートとして意識されます。直近のレンジ相場から一気に下放れした形であり、相場の性質が変わりつつある局面と言えるでしょう。


前場の振り返り

地政学リスクの一撃

今回の急落の引き金は明白です。3月22日(土)夜、トランプ大統領がイランに対し「48時間以内にホルムズ海峡を開放しなければ発電所を壊滅させる」と最後通牒を突きつけたことが、週明けの市場を直撃しました。

さらに悪いことに、同日イランがイスラエル南部2都市にミサイル攻撃を行い、約180名の負傷者が出ています。これに対しイラン側は「攻撃されればホルムズ海峡を完全封鎖する」と応酬。報復の連鎖がエスカレーションの一途をたどっている状況です。

日本市場への波及経路

地政学リスクが日経平均を直撃した経路は、以下の通りです。

寄付後の動き

注目すべきは、寄付51,065円を底に約550円のリバウンドが入った点です。2,300円ものギャップダウンに対して即座に買い向かう動きがあったことは、この水準での一定の需要を示唆しています。もっとも、信用倍率が19.92倍(パーセンタイル90%)と極めて高い水準にあり、個人投資家の買い残が大量に積み上がっている状況での急落ですから、追証に伴う投げ売りリスクは依然として残ります。

ファンダメンタルズとのギャップ

皮肉なことに、個別銘柄のファンダメンタルズは決して悪くありません。

ファンダメンタルズは強いが、地政学リスクがすべてを覆い隠している——これが本日の前場の本質です。


後場の展望

後場は12:30の寄付水準と、前場安値51,065円近辺の攻防が焦点になります。

メインシナリオ:51,000〜52,000円のレンジでの攻防

前場で一定のリバウンドが入ったものの、地政学リスクの不確実性が解消されていない以上、積極的な買いは入りにくいと考えます。48時間の期限は月曜夜〜火曜に到来するため、後場は様子見姿勢が強まる可能性が高いでしょう。

リスクシナリオ:追証売りによる二段下げ

信用倍率19.92倍という異常な水準が、最大の懸念材料です。本日の急落で含み損が急拡大した個人投資家の追証発生が後場〜明日にかけて表面化すれば、機械的な投げ売りが二段目の下落を引き起こす可能性があります。5万1,000円を明確に割り込む展開になれば、5万円の大台が視野に入ります。

反発シナリオ:地政学プレミアムの剥落

一方で、外交的な進展(停戦交渉の兆し等)のヘッドラインが出れば、地政学プレミアムが一気に剥落し、急速な買い戻しが入る展開も否定できません。ファンダメンタルズ面での支えは強く、恐怖が後退すれば戻りも早い構造です。


注目ポイント


本日の一言

地政学の嵐の中でも、AI革命が生む企業価値の本流は変わらないと私は見ています。


※本記事は市場動向の分析であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。

参考情報源

※投資判断は自己責任でお願いいたします。